吸収

ばお - 03/05/12 12:00:06
PAMPAという方法について、詳しく読んでみたいのですが。何かよい文献や書籍をご存知ですか?
金魚 - 03/05/14 12:35:07
http://www.pampa2002.com/ にPAMPAに関する文献リストがあります。昨年分ぐらいまでです。

yoshi - 03/05/11 12:42:17
薬物の吸収率(Fa)をvitroで測定する手法について、いろいろと勉強している身ですが、transcellular routeにおいてFa値を左右する要因とは、酸解離定数pkaや疎水係数LogP(=油水分配率も同じ?)など、様々なパラメーターの複合要因によってきまるものなのでしょうか?それともFaと相関性のある固有のパラメーターというのがあるのでしょうか?また、CaCo2細胞という方法で得られる値は、Fa値なのでしょうか?CaCo2に代わる手法としてPAMPAというシステムについも聞いたことがあります。全くの素人なので申し訳ございませんが、情報をお持ちでしたら、どんなことでもお教えいただければ幸いです。宜しくお願いします。
金魚 - 03/05/11 21:33:12
Yoshiさんのご質問について。。。。。はじめまして。某製薬企業で化合物物性と動態の関係とかを思索しています。 Fa%と物性&構造パラメータとの相関ですが、Fa%を完全に記述する単一のパラメータはないのではないかなと思います。Polar surface areaが、単一パラメータとして一時期もてはやされましたが、その後、十分な相関が得られないことが、いくつかのグループから発表されています。 PAMPAという方法は、リン脂質を溶かした有機溶媒をフィルタにしみこませて膜を作り、膜透過性を測定する方法です。リン脂質や有機溶媒の選択に工夫を凝らすことで、消化管やBBBのpassive transcellular transportをある程度予測することが出来ます。ベネフィット/コストの良い方法だと思っています。欠点は、paracellular pathwayとtransporterがないことですが、前者はある程度in silico modelで解消できます。Transporterに関しては、pgpはそんなに気にしなくてもいいのでは?と思います。PEPなどを積極的に狙わないのであれば、PAMPAを先ず試して見るのが簡単だと思います。以上、お役に立てれば幸いです。