胆汁排泄

ばろ - 02/12/27 15:24:56
胆汁排泄される化合物の血中濃度をラットで見ています。血中濃度が、投与2時間目あたりから再上昇し、4時間目に2回目の小さなピークが見られます。その後、血中濃度は徐々に減少していますが、投与20時間後でもまだ血中に検出されています。腸肝循環によるものと考えていますが、消失時間が長すぎるように思うのですが、このようなことは胆汁排泄される化合物ではよく見られるのでしょうか?
M Kato - 02/12/28 06:04:49
腸肝循環の可能性もありますが、それが原因かは解析をしてみないとわかりません。一番確認しやすいのは胆管カニューレをして腸肝循環を阻止したときの結果をみればわかると思います。京大の山岡先生が腸肝循環の解析法を報告されていたと思います。参考にされてはいかがでしょう。
ばろ - 03/01/05 00:12:54
お答えありがとうございます。早速、胆管カニューレを検討したいと思います。ちなみに、山岡先生がご報告されている解析法ですが、どこを見ればわかりますか?何かの学会で報告されているのでしょうか?
M Kato - 03/01/06 21:32:19
ばろさん、山岡先生の論文はPubMedで検索すると見つかります。pharmacokinetics and yamaoka k and bileで見つかるでしょう。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi 胆汁カニュレーションする際、注意すべきことはクリアランスは増加するので、血中濃度は低下します。遅い半減期がなくなるかどうかで判断すべきです。