薬物動態に関する執筆本3冊



1. 「薬物動態のイロハ」(南山堂)(2016)


この本は薬物動態の全般、すなわち、吸収(absorption)、分布、代謝、排泄を解説した初心者向けの本として執筆しました。「はじめての薬物速度論」も初心者向けに執筆しましたが、基本的な吸収・分布・代謝・排泄の基礎を知らない人も多いということで、私の知識の範囲で、最近の3年分の承認薬のデータを用いて、執筆しました。知っている人にとっても最近の薬の相場観がわかり、データベースとしても有用と思います。この1冊を読めば、薬物動態が概ねわかると思います

基本コンセプト



2. 「はじめての薬物速度論」(南山堂)(2008)


薬物動態の分野でも薬物速度論について基本を勉強するための本です。新入社員や他部署の人が、何か勉強する本ありませんか?と聞かれて、最初に読む本がないな、と思ったのが、本書を執筆したきっかけです。クリアランスと半減期の概念がわかっていない、と以前から感じていたのでクリアランスから書いています。薬物速度論の基本は概ね本書でカバーされていると思います。

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3. 「もっとわかる薬物速度論)(南山堂)(2010)


薬物速度論の勉強をして、さらに勉強したいと思って他の本を買ったけど、あまり内容が違わないと思ったことありませんか?そこで、一般的な教科書にはあまり書かれていないことをお伝えしようと思い執筆した本です。「はじめての薬物速度論」+αの勉強あるいは実務をした人向けです。

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